SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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第45回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)


第45回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)を下記の要領で開催します。

今回は人工知能学会合同研究会での現地+オンラインのハイブリッド開催となります。

研究者や企業で実務に携わっておられる方など、皆様の参加を募集します。

【日時】


【場所】


【参加費】

無料 (人工知能学会非会員も無料)

【参加方法】


今回は合同研究会Webサイトでの参加申込をお願いします。
下記リンク先にお進みいただき、現地参加(当日参加可)かオンライン参加のいずれかを選んで登録してください。
合同研究会参加登録

【プログラム】


  • (合同研究会企画 12:15-13:00 ランチョンセミナー)
  • (合同研究会企画 13:15-14:15 招待講演等)


  • (14:15頃 オンライン受付開始)
  • (14:40-14:45 開催方法について説明)


  • 14:45-15:15 一般講演1(SIG-KST-045-01)
    • ディスクリート工場内の在庫数適正化のための離散イベントシミュレータの開発
      • ○佐々木健太, 宇野健介, 笈田佳彰(富士通), 中川将士, 松永親幸(ヤマハ熊本),加藤雅彦(ヤマハ発動機), 稗方和夫(東京大)
      • 配布資料

 要旨:
 ディスクリート工場には、設備故障や不良品発生などの様々な不確実性が存在する。
 不確実性に備えるために中間在庫が保持されるが、各種リードタイムや在庫スペースな
 どの多様な要素を考慮し、在庫数を適正化することは困難である。本研究では、工場内
 に中間在庫を保持し、多品種混流生産を行うディスクリート工場を対象とし、在庫数を
 適正化するための離散イベントシミュレータを開発する。船外機を製造するディスクリ
 ート工場の実データを用いた評価を行い、その有効性を確認する。


  • 15:15-15:45 一般講演2(SIG-KST-045-02)
    • Proposal of a method to articulate the knowledge and ideas in the decision making process in AI-Human collaboration

 要旨:
 近年、産業界においてAIが予測や意思決定、プロセスの自動化に取り入れられている。
 機械学習は需要予測で広く活用されており、人間とコンピュータの協働が一般的となり
 つつある。しかしながら、協働には領域知識のみならず状況知識も含まれるため、知識
 移転が困難になっている。本研究では東京の電力需要予測タスクを題材に、人間とコン
 ピュータの協働における知識移転の可能性を検証した。エキスパートの操作データを記
 録し、データ分析と可視化により意思決定プロセスを明らかにした。これにより当該タ
 スクの知識移転を支援した。本研究は人間とコンピュータの協働における知識移転の複
 雑さを考察し、知識獲得と移転の促進策を提案した。


  • 15:45-16:00 休憩


  • 16:00-16:30 一般講演3(SIG-KST-045-03)
    • つながる工場モデルラボ:製造現場のIoT活用に向けた模擬環境構築(第2報)

 要旨:
 企業内の業務に関する知識・技術・技能の伝承を支援するために、まずはそれらの可視化
 と分析、さらには新たな知識の獲得とそれを活用した作業の定型化・自動化が重要である。
 既報では、IoT技術を活用した製造現場の活動可視化および状態認識に基づく自動通知の
 事例について紹介し、このような研究開発を推進しながらその成果を産業界に発信するた
 めの製造現場の模擬環境構築について紹介した。本発表では、その続報として模擬環境の
 機能拡張について紹介し、今後の方向性について述べる。


  • 16:30-17:00 一般講演4(SIG-KST-045-04)
    • 長年の経験と勘に頼ったアナログ製造・物流現場をデジタル現状分析調査でDX化と活用事例紹介
      • ○伊藤敏彦(キャッシュフローリノベーション)
      • 配布資料

 要旨:
 日本の製造・物流現場では、ほぼ99%の確率で自社工場内で働く作業者及びフォークリフト、
 搬送車両の現状分析が出来ておらず、極めて非効率で、ムダ、危険の多い製造・物流現場と
 なっております。この理由の殆どが、長年の経験と勘に頼った事に由来しています。
 今回は、このアナログ製造・物流現場で働く作業者、フォークリフトとオペレーターを
 デジタル現状分析調査し、エビデンスを基にレイアウト変更シミュレーションで費用対効果
 を示しデジタル現場改善支援した事例紹介となります。



【発表申し込み】

発表申込〆切:2023年10月6日(金)13:00
(※合同研究会での開催のため、〆切が通常の研究会より早く設定されています)
原稿提出〆切:2023年11月17日(金)13:00

今回は合同研究会Webサイト経由で発表申込と原稿提出を受け付けます。下記リンク先にお進みください(原稿提出は10月13日以降可能)。
合同研究会発表申込フォーム

発表申込・投稿の方法は上記Webサイト経由となりますが、それ以外の発表形式等については、下記のURLをご参照下さい。
https://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8

【問い合わせ先】

jsai-kst-contact-ml[at]aist.go.jp ([at]を@に置き換えてご利用下さい)