SIG-KST:知識・技術・技能の伝承支援研究会(人工知能学会 第2種研究会)
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第26回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)


第26回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)を下記の要領で開催します。

今回は人工知能学会合同研究会での開催となります。
発表者、聴講者のいずれの方も、合同研究会Webサイトにて事前に参加登録をお願いします。

研究者や企業で実務に携わっておられる方など、皆様のご参加をお待ちしております。


【日時】


【場所】


【参加費】

無料 (人工知能学会非会員も無料)

【プログラム】


  • 11:00-11:30 一般講演1(SIG-KST-026-01)
    • ソフトウェア要求仕様書分析と対応する既存仕様回答パラグラフ自動抽出システムの開発
      • ○岡田伊策,齋藤稔,笈田佳彰(富士通),稗方和夫,中村覚(東京大)
      • 配布資料

 要旨:
 情報システムに係る公共調達において、ベンダーが、調達者からの「実施要領」や「総合
 評価落札方式」基準に則しつつ「要求仕様書」に対応した優れた提案書を作成するには、
 熟練が必要である。非熟練者が作成する場合、既存の仕様回答文書からパラグラフを流用
 することが効率的である。要求仕様書を分析して抽出した重要語と、提案目次とも照合し
 て、既存の提案実績群から対応する回答パラグラフ候補を自動提示するシステムを開発し
 た。


 要旨:
 現在の組織活動では、様々な資料を組織活動の記録として残す活動が定着して
 いる。そして、長期間に渡って組織活動を行うことによって組織活動の記録
 が膨大になる。その結果、資料の全体像の把握や必要な資料の探索が困難にな
 り、蓄積された知見が十分に活用できないという問題が発生する。
 この問題を解決するために、資料作成のタイムスタンプに着目して資料の時系
 列分布を可視化することで活動の流れを抽出し、資料探索の糸口とする手法に
 ついて述べる。


  • 12:00-12:30 一般講演3(SIG-KST-026-03)
    • 情報探索者の探索行動分析に基づく情報探索効率化のためのラベルの体系化技法の開発
      • ○深尾浩,岡田伊策(富士通),阿部雅昭(FWEST),笈田佳彰,齋藤稔(富士通),稗方和夫(東京大)
      • 配布資料

 要旨:
 社内実績資産の再利用によるスピード・コスト・品質の向上は重要であるが、情報に
 適切なメタデータが付与されていないため、情報探索者が有用な情報を発見するため
 に多大な時間と手間がかかっている。未経験者から熟練者に至る様々な探索者毎に探
 索行動が異なり、探索時に必要なメタデータも探索者毎に異なることに着目し、情報
 に付与すべきメタデータを体系化する技法を開発した。本稿では、提案書作成時にお
 けるケーススタディを行い、本技法の有効性について考察を行う。


  • 12:30-13:30 昼休み


  • 13:30-14:30 2014年度優秀賞記念講演(合同研究会企画)


  • 14:45-15:15 一般講演4(SIG-KST-026-04)
    • 標準プロセス体系を基にした手戻り作業削減手法開発のための一考察
      • ○笈田佳彰,齋藤稔,岡田伊策(富士通),稗方和夫,中村覚(東京大)
      • 配布資料

 要旨:
 情報システム開発プロジェクトの計画時においては、作業項目の依存関係を意識した立
 案が肝要である。しかしながら、作業項目の依存関係は暗黙的な知見となっている。本
 研究では、情報システム開発のための標準プロセス体系の情報を基に、各プロジェクト
 における作業項目間の依存関係を抽出し、手戻り作業を削減する手法の開発を目的とす
 る。本稿では、ERPパッケージ導入プロジェクトの計画時におけるケーススタディを行
 い、本手法の有効性について考察を行う。


  • 15:15-15:45 一般講演5(SIG-KST-026-05)
    • 熟練者の視線に基づいたデッサン時の比例法学習支援システムの構築
      • ○寶井陽平,渡邉紀文(東京工科大),久保村千明(山野美容芸術短大),亀田弘之(東京工科大)
      • 配布資料

 要旨:
 デッサンにおいて,モチーフの形を正確に写しとるための比例法という測定方法が使わ
 れている.熟練者は,モチーフの基点を工夫することで効率的に比例法を利用している
 が,そのスキルは言語化して伝達されているため初心者が理解し難い.そこで本研究で
 は,熟練者の視線を利用した比例法の学習支援システムを構築する.具体的にはモチー
 フに対する注視時間と視線の移動経路から,熟練者の効率的な比例法の利用方法を分析
 する.更に視線の分析結果を基に,初心者に比例法利用時に注視する部分を提示するシ
 ステムを構築する.


  • 15:45-16:15 一般講演6(SIG-KST-026-06)
    • 人の流れの計測とシミュレーションによる避難誘導方法の伝承 −新国立劇場における避難体験オペラコンサートを例に−

 要旨:
 筆者らはこれまでに災害時の避難誘導支援を行うために
 大規模施設からの避難の様子の計測およびシミュレーションを行ってきた.
 多くの避難訓練はいわば「やりっぱなし」の状況であり,
 避難の様子を記録・予測し,知見を伝承していくことは非常に重要である.
 本発表では新国立劇場で行った1300人規模の避難訓練を題材にして
 得られた知見を報告する.


  • 16:15-16:30 休憩


 要旨:
 痩身・メタボ改善・健康寿命を望む多くの国民がダイエットに高い関心を持っているが、
 安全性や信憑性を軽視したダイエットの場合、リバウンド・摂食障害・悪徳商法などの
 トラブルが繰り返し発生している。
 一方、医師や運動指導者などの専門的かつ科学的知見を根拠とした文献も数多く存在するが、
 一般国民には理解困難な内容も含まれている。そこで、筆者はこれら文献調査で獲得した知見
 および筆者自らの成功体験に基づいて、ダイエットに関する知識と手法の体系化を試みた。


  • 17:00-17:30 知識・技術・技能の伝承支援に関するディスカッション


  • 18:00- 懇親会(合同研究会企画)


【参加申し込み】

下記の内容を記入の上、e-mailにてご送付下さい。
また、合同研究会Webサイトにおいて事前に参加登録をお願いします。
※本研究会に登録されていない方は、下記にて入会申込みも合わせてお願いいたします。

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 To: jsai-kst-contact-ml[at]aist.go.jp ([at]を@に置き換えてご利用下さい)
 Subject: 第26回研究会参加申し込み
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 知識・技術・技能の伝承支援研究会 [参加申し込み]
 お名前: (姓) (名) 
 ご所属:
 メールアドレス:
 人工知能学会員(はい/いいえ):
 SIG-KST会員あるいは入会希望(はい/いいえ):
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【発表申し込み】

発表申込〆切:2015年9月24日(木)
原稿提出〆切:2015年10月29日(木)
(※合同研究会での開催のため、〆切が通常の研究会より早く設定されています)

発表申込・投稿の方法や発表形式については、下記のURLをご参照下さい。
http://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8


【問い合わせ先】

jsai-kst-contact-ml[at]aist.go.jp ([at]を@に置き換えてご利用下さい)