第12回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)
第12回 知識・技術・技能の伝承支援研究会(SIG-KST)を下記の要領で開催します。
研究者や企業で実務に携わっておられる方など、皆様の参加を募集します。
【場所】
- 産業技術総合研究所 臨海副都心センター 別館11階会議室
- 新交通ゆりかもめ テレコムセンター駅 徒歩約4分
- 地図
- ※入館手続きが必要となりますのでご注意ください。詳細は産総研臨海副都心センター開催時の注意事項をご覧ください。
【プログラム】
- 14:30-15:00 一般講演1
- プロジェクトマネージメントのための情報管理手法について
- ○持田信治(流通科学大学)
- 配布資料
- 発表資料
- 参加者からの質問とコメント
要旨: 世の中には課題を解決するために大小様々なプロジェクト進められており、効率的 な管理手法が望まれている。プロジェクト管理手法の代表的なものとしてEVM法 (Earned Value project Management)がある。EVM法では消化した費用と出来高 を用いてプロジェクトの進捗を管理する。しかし、プロジェクト管理とは単に進捗 を管理するだけではなく、高い生産性を維持できるように管理を行うべきであ り、生産性を管理するためにはプロジェクトの生産性を記録する必要が生じる。そ こで、本件ではプロジェクトの進捗管理に加えて作業効率の維持を実現するための 手法を検討したので報告する。
- 15:05-15:35 一般講演2
- 熟練農家のノウハウの活用を目指して
- ○松原仁(はこだて未来大学),神成淳司(慶應義塾大学),福田亮子(慶應義塾大学)
- 配布資料
要旨: 農家の高齢化が進み、 彼らの持っているノウハウがこのままでは次世代 に継承されないことが危惧されている。われわれはこの問題を解決する ためにノウハウの可視化(デジタル化)が必要と考えて農作業の視覚情 報行動を分析する試みを始めたところである。本発表ではその概要につ いて述べる。
- 15:35-15:55 休憩
- 15:55-16:25 一般講演3
- サービスの文脈と提供者の価値観の見える化に基づく医療実践知の共有支援
- ○小川泰右,池田満(北陸先端科学技術大学院大学),荒木賢二,鈴木斎王(宮崎大学附属病院),橋田浩一(産業技術総合研究所)
- 配布資料
- 参加者からの質問とコメント
要旨: 医療サービスの質は,医療現場での実践的な知識の共有に支えられ ている.そこで交わされる知識(医療実践知)の意味は,想定する 患者や治療状況などサービス文脈や,サービス提供者がどのような 価値を優先するのかなど,曖昧な前提知識に依存している.本発表 では医療実践知の獲得と共有支援に向けて,オントロジー工学を基 礎に,これらの前提知識を見える化する方法を示す.
- 16:30-17:00 一般講演4
- ナレッジマネージメントを支援する文書オントロジーを利用した類似文書検索システムの研究
- ○井口勝(東京農工大学,ハスクバーナ・ゼノア株式会社),小谷善行(東京農工大学)
- 配布資料
要旨: 近年日本国内の企業は、M&Aをはじめ様々な環境変化の渦中にあって 企業の固有技術とりわけ技術開発に関する知識の継続的管理(ナレッジ マネージメント)が困難になっている。しかし企業は、その経営環境の 変化にあっても、事業拡大のために継続的なナレッジマネージメントを 必要としている。 本研究では、前記変化があっても、特に技術関連の 文書について継続的なナレッジマネージメントを容易にするため、文書 オントロジーを構築し、その技術関連文書の検索を容易にする技術の確 立を目指している。
- 17:30- 懇親会(有志のみ、実費をいただきます)
【参加申し込み】
下記の内容を記入の上,e-mailにてご送付下さい.
※当日参加も可能ですが,会場準備の都合上,事前登録にご協力お願い致します.
※本研究会に登録されていない方は、下記にて入会申込みも合わせてお願いいたします。
-------------------------------------------------------------- To: jsai-kst-contact [at] m.aist.go.jp ([at]を[@]に置き換えてご利用下さい) Subject: 第12回研究会参加申し込み ---- 知識・技術・技能の伝承支援研究会 [参加申し込み] お名前: (姓) (名) ご所属: メールアドレス: 人工知能学会員(はい/いいえ): SIG-KST会員あるいは入会希望(はい/いいえ): --------------------------------------------------------------
【発表申し込み】
発表申込〆切:2011年2月16日(水)
原稿提出〆切:2011年3月2日(水)
発表申込・投稿の方法や発表形式については、下記のURLをご参照下さい。
http://www.sigkst.org/index.php?site_id=&page=%C5%EA%B9%C6%B5%AC%C4%F8